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ドナー体験記

追記 (2014.6.24)

癌になりました。

骨髄提供を終えて退院時に主治医から「癌になったら是非この病院へどうぞ」と言われたときは
そんなもんなってたまるかと思っていました。

2012年11月舌の側面に2cmほどのできものを発見。
どうしてこんなに大きくなるまで気がつかなかったんだろうと思いました。
インターネットで画像検索すると素人目にも舌癌で、すぐ癌病院の予約を取りました。
あれこれ検査ののち2013年1月舌癌切除しまして、今は再発観察中。

ドナーになったときに「もし自分が癌だと言われたらどんな気持ちだろう」と想像しようとして
何の実感も感じられませんでしたが。
実際癌になって宣告されたときは「やっぱりね」と思っただけでした。

もしドナーの経験がなかったら舌にできものを見つけても、
あれこれ迷っては無駄に日を過ごしたのではないかな。

癌の診断を受けても比較的早期の発見であり予後もいい舌癌だとて、
「主治医さんが一番いいと思う処置でよろしく、
切除による機能の減少もリハビリも何とかするから」と気楽に構えていたのも
ドナーで重篤な癌患者のことを考えていたからと思えます。
入院するといろいろな職員さんが「ドナーの方ですね」と声をかけてくれて
「帰ってきました、今度はこっちの立場だけど」となれなれしくも落ち着いてすごせたのも
ドナーで入院していたことろだからでしょう。

だからドナーになりましょうと言っても選ばれるのは一握りの幸運な人だけですが、
きっとドナー登録して病気の人に思いを馳せるだけでも心構えは生まれ
落ち着いた対応ができると思います。

ドナー登録しましょう。


骨髄提供について

骨髄提供してきました。
2005年から登録時の検査が精密になって、ドナー適合呼びかけ後の確認が
簡略化されたそうです。
これによってドナーの時間もレシピエントさんの経費も節約できるようになりました。
昔のドナー体験記を読むとずいぶん手間がかかっていたようですね。

私が行った病院は骨髄採取が2泊3日で「ドナーの輪」で読み知っていたアレコレが
なしなし尽くしで損した気になりました。
アレルギーテストなし、問診のみ
耳たぶの凝血テストなし。止血が遅い傾向があるって言ったのにな。
手術中の付き添い者要請なし。一人で行って帰ってきました。
(コーディネイターさんは一緒に来てくれましたが)
術前の予備麻酔注射や精神安定剤なし。体験してみたかった。
浣腸は朝便通がない人のみ。これはやりたくなかったのにやった。
剃毛は全身麻酔後。知らぬ間にお尻がつるつるに!

全体スケジュール

1月01日 ドナー候補に選ばれたと連絡を受けるが、私が海外旅行に出るため約一ヶ月の手続き中断。
2月25日○確認検査と説明 90分
3月10日 最終候補と連絡
3月20日○最終合意 120分
4月01日○最終検査 90分
4月15日○自己血献血90分
5月01日○入院 9:30到着
5月02日○骨髄採取
5月03日○経過観察 14時まで
5月13日○確認検査 90分 コーディネイト終了
以上、○印の8日間を費やしました。(仕事の半休や土日の入院日を含む)

頓服

施術前夜
ベンザリン5mg寝つきをよくする薬。
プルゼニド12mg2錠便をゆるくするのでなく、腸の運動を活発にする薬。
施術翌朝から
ユナシン錠375mg抗生物質。朝夕2回
ボルタレン37.5 消炎解熱。朝夕2回
アルサルミン胃薬。 3食毎
飲まなくても良いよと言われたので結局一回しか飲みませんでした。

回復の経過

10:30 骨髄採取終了回復室へ

11:00 麻酔から覚めて病室へ
止血のため仰向けで傷口に体重をかけているので腰全体が重苦しい感じ。
かつて腰痛で臥せっていたときと同じ位。
点滴のせいかぼんやりしているのでこの間寝てしまえば楽だが、
せっかくの体験だから寝ずにいた。

12:00 昼食抜きだが空腹感なし。

13:00 横向きになっていいので楽になる。でも、寝返り打つときはベッドの柵を掴んで
ナマケモノのようにゆっくり動く。

15:00 尿カテをヌロンと抜いた。痛みなし。血栓防止の圧迫ストッキングも脱ぐ。
「点滴引っ張ってトイレに行ってもいいし、横向きで尿瓶を使ってもいい」と
告げられるが尿意なし。

16:00 水が飲めるようになる。喉は渇いていないが試しに飲んでみた。
咽返ったり喉が痛んだりしない。

17:30 点滴終了。看護婦さんに付き添われてトイレに行ってみる。
眩暈ふらつき歩くときの痛みなし。5秒ほど出渋ったが排尿痛なし。
検温37.5度、体に穴あけたので正常な反応だそうだ。

18:00 夕食。24時間ぶりだが余り食欲なし。吐き気嚥下異常なし。

21:00 消灯。寝返りを打つたびに傷口に張った分厚いガーゼが当たって痛くて目が覚めた。
肌蹴て皺になった寝巻きもガーゼに引っかかる。短パンに着替えて寝ればよかった。
痛みの程度と種類は山歩きして筋肉痛で寝にくかったときと同じ。
明け方は腰よりも腕に残した点滴針が毛布に引っかかる感触のほうが気になった。

施術翌日

04:00 目が覚めて院内散歩。平地は歩いても違和感なし。
階段を登るときはお尻に軽い突っ張り感

07:00 朝食、頓服。食欲正常。

10:30 お尻の当てガーゼを取り大型絆創膏に貼りかえる。
これで仰向けに寝ているのも楽になった。37.1度。

12:00 昼食。36.9度。
胃を荒らす副作用があるから薬はいつやめても良いというので飲まない。

13:30 好きなときに帰って良いといわれた。

14:30 漫画を読み終えたのでかえる。
傷を叩けば痛いが、ちょっと押しただけでは軽い違和感があるくらい。
駅から家まで30分歩いて帰ったが悪化してない。

19:00 風呂も軽く入る、傷口はふさがっているので絆創膏もいらない。
患部に手をあてるとほんのり暖かいが腫れや赤みもない。
階段上がるときの突っ張り感も無なって、お尻にクイッと力を入れても何も感じない
就寝中 寝返り打つときに何度か目覚めた、痛いと言うより患部周辺が
出っ張っているような圧迫感。
シーツの下に携帯電話が入っているような感じ。


X+2 出勤(事務職)。
バスタブに入るときに施術部をぶつけても心の中で「おっとっと」思うだけ。
施術部も気にせずごしごし洗う。
夜は何度かお尻の感触で目覚めた。

X+3 体調万全。もう触っても違和感がわずかにあるだけ。

X+4 叩いても痛くない。

X+5 患部がかゆいのでぼりぼり掻いたらかさぶた取れた。

X+12 尿と血液検査、ヘモグロビン13.9は低目だが施術で300cc血を抜いたことになる
ので正常の範囲。コーディネイト終了を申し出る。

X+24 酒を飲んだり疲れたときには施術部に熱や腫れを感じて、まだ修復中という感じがあった。

X+50 重い機材を担いでダイビングに行くが異常なし。

X+60 慣れない立ち仕事で疲れたら施術部が突っ張る感じがある。
無理に探せばあるって言う程度で通常なら見過ごすほどの差異。


「いままで担当した中でもっとも症状が軽い」と言われたので他の人の参考にならないかも
しれませんが。筋肉切った盲腸の経験と比べても格段に楽です。
この病院は300例の骨髄採取を行っていますが、施術翌日に痛くて退院できない人は1%だそうです。


コーディネイターさんは「どうだった?」と感動と開眼の体験談を期待していたようですが
私にとっては「ちょっと変わったお泊り体験ができてよかった」というところでした。
又お声がかかったら、厳かにでも嬉々としてでもなくごく普通に行って来ようかと思っています。
さらに詳しい体験記は下記をご覧下さい。
※原作者のホームページは、こちらになります。

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