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ドナー体験記

【ドナー登録】

きっかけは、30歳になったこと。私でも人生で1度は誰かのために役に立ちたいと思い、
献血をしに行った際に30歳という節目に登録しました。

(適合通知)
登録してから、7年ドナーバンクの会報誌は送られて来るものの、適合通知は届かず
いつものように仕事を終え家に帰ると、大きめの何やら重要そうな封書が届いていました。
直ぐに開けてみると、(ドナー候補)の文字が!内容を確認して、迷わず了承の返信。

(確認検査)
検査のために、指定された病院へ。
コーディネーターさんと初の対面。
優しそうな女性。
採血をして帰宅。(正直、日頃から職場の検診でも常に健康体だったので、
結果で不安なのは、相手患者さんとの適合のみ)

保留期間

最終ドナー候補に選ばれ、保留期間中何の音沙汰もなく、ついに保留期間最終日。
自分の中で、「やっぱり、ダメだったのかな…」と諦めていた頃、コーディネーターさんから電話。
コーディネート終了の連絡かと思いきや、
「ドナーに選ばれたので、最終検査を受けていただけませんか?」
とのこと。もちろん、二つ返事で了承。

(最終同意面談)
確認検査をした病院で、コーディネーターさん2名と、医師・私の母とで最終同意。
(正直、母にはドナーに登録していたことや、ドナー候補となったことを直前まで話してなかった私。
ある日突然、電話で経緯を説明して同意して貰った。)
母にコーディネーターさんや医師が確認すると「昔から、やると決めたら譲らない子だから、
この子が決めたことなら異論はありません」とのこと。母に感謝。

(最終検査)
血液検査に、採尿・レントゲン・心電図・肺活量検査。
全て、コーディネーターさんが案内して下さるので、安心。
色々な検査が終わって、麻酔科の先生の診察。何の問題もなく、終了。
最後に、移植担当の医師の診察。ここでも、問題なし。
先生からは「相手が小さなお子さんだから、今回は自己採血の必要はない。」
とのことで、この日は終了。

入院

無事に、母・職場の了承を貰いいよいよ入院。
心配性の母は、入院中は近くにホテルをとって付き添うことに。
入院には、コーディネーターさんも付き添って下さり、手続きは全てコーディネーターさん。
部屋に案内されてビックリ。かなり立派な個室。
入院して、直ぐに採血。これも、問題なし。
その後は、先生から明日の手術の説明やら、看護師さんたちからの説明。
(日頃、医療従事者をしているためか自分が患者さん側は何か変な気分。)
先生や看護師さんが来るとき以外は、何もなく本読んだり、テレビ見たり、病院内散策。
夕飯が済むと、シャワーして就寝の準備。
明日に手術を控えているため、0時以降は絶食。翌朝6時以降は絶飲食。
正直、思っていたより病院のご飯は美味しくて完食したにもかかわらず、
夜にお腹の空いた私は22時位に売店で買ったお饅頭をいただいて、就寝しました。

手術

いよいよ手術の日。母は早くから病室に。
手術着に着替えて、看護師さんが来るのを待つ。
看護師さんが迎えに来て、ストレッチャーに乗せられ、いざ手術室へ。
手術室に入る前、母が不安そうな顔で「頑張ってね」同じく看護師さんも「頑張ってください」と。
初めての全身麻酔に手術というのに、自分でも驚くほど冷静。
手術室に入ってからは、麻酔科の先生が血管確保開始。
そんな中、次々に手術に関わる色んな人が声をかけに来る。
麻酔科の先生が何やら色々言いながら、注射を繰り返すうちに
頭がボーッとしてきたかと思ったら、次の瞬間には
「おつかれ様でした。お部屋に帰りますね。」とのこと。
本当に寝てる間に全て終わってました。

部屋に帰ると、母がホッとした顔で「お疲れ様。」と。
暫く、酸素吸入と心電図モニターが付いていたが、経過良好にてお昼過ぎには全て外れ、
着替えていいとのことで自分のパジャマに。
動いても痛みはなく、いつもと変わらず着替えを済ませました。
暫くして、飲水の許可も出たのでポカリスエット飲んでも、いつもと何も変わらず。
先生が診察に来て、飲食・行動制限フリーに。
お腹の空いた私は、心配する母を連れ売店にお買い物へ。
ガッツリちょっと遅めのお昼ご飯を頂きました。

その後は、先生や看護師・コーディネーターさんが様子を見に来てくれましたが、
申し訳ないくらいに、入院した時と変わらず元気。先生たちも
「元気すぎる!」と驚くほどでした。
夕方にちょっと微熱が出たけど(腰に穴開けたんだから、そんなもんだろう)と気にもならず。
あとは、入院した時同様に本読んだり、テレビ見たり、病院内散策して就寝。

3日目・退院

3日目は、採血と傷のガーゼの付け替えだけで何もなく、退屈なくらいでした。
聞いたり、思っていたような痛みや体調不良もなく、ただただのんびり過ごしてた。
先生から退院許可も出て、コーディネーターさんから確認の電話。
4日目、朝食後に朝一で退院しました。
入院の荷物持って、母が泊まるホテルに15分くらい歩いて向かいましたが、いつもと変わらず。
その後、心配かけた母へのお礼に2人で買い物やランチをして、
1時間ちょっと自分で運転して自宅へ帰りました。

おわりに

今回、ドナーとなってすごく貴重な体験をさせて頂きました。
正直、自分で決断してドナーとなりましたが、不安や迷い・恐怖がなかったわけではありません。
でも、提供を終えた今になって思うのはドナーに選ばれてよかったということ。
きっと今もまだ、患者さんは必死で病気と闘い頑張っているし、
そのご家族もまた必死だと思います。
微力ながらも、そのような方のお力になれ、今回の体験で様々なことを学び、考える良き機会となりました。
患者さんとは、手紙で数回のやり取りしか出来ないけど、この出会いもきっと何かの縁だと思うし、
少しでも元気になって一つでもやりたい事をして欲しい。
そう願うばかりです。

きっと私は今後もドナー登録を継続し、適合する方がいたら、次も迷うことなく提供の意思を示します。
最後に、今回このような貴重な体験をするにあたり、関わった全ての方々に深く感謝いたします。
本当にありがとうございました。



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