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ドナー体験記

献血会場での勧誘⁉︎を受け、実際に選ばれた時の不安が無かった訳では無いけれど、夫婦してその場でドナー登録しました。

それから数年は、バンクの機関紙⁉が届くだけだったので、いつの間にか年齢制限に達して登録が自然消滅するだろうとのん気に構えるようになっていました。

そんな感じだったので、バンクから“至急・重要”と書かれた大きな封筒書簡が届いた時には衝撃が走りました。

返信期日ギリギリまで悩み、コーディネートだけは進めてみようと決断したものの、予想される不安要素をびっしり書いた上で返信しました。
あくまで一候補者と思っていた矢先、コーディネーターさんからのファーストコンタクトでは、候補者の段階から家族、職場の了承を得て欲しいと言われました。
(当初は、「まだ確定したわけじゃないのになぁ…」ぐらいに感じたのですが、コーディネートを進めていくうちに、最初のハードルとしてクリアすべきことだというこ とが理解できました)

ドナー提供者に決まっても、骨髄を必要としている患者さんの病状に合わせたタイミングでの調整となり、ピンポイントで予定が立てられません。
ドナーに選ばれたら職場にも迷惑をかけることが予想されるなかにあって、私の場合は、運よく職場関係者の理解と協力が得られたので、ドナー候補者としてのステップを踏むこととなりました。

候補者の段階での確認検査から、最終同意面談までは調整医師と呼ばれる先生にお世話になりますが、最終同意面談では第三者の同意が必要ということで、私の場合は弁護士の先生が立ち会ってくれました。
こういった方々も、ボランティアだと聞いてビックリしました。
骨髄提供者となるのは私ですが、移植に至るまでには 、本当に数多くの方々のご好意や協力があって成り立っていることを知りました。

移植時期 が示され、採取施設(病院)選びでは、私自身の要望を数多く出させてもらったものの、職場への影響が最小限に済むよう入院期間を設定できることを最優先して頂きました。

複数の要望をゴリ押しすれば、選択肢が狭まり、採取日が先延ばしされる可能性がありました。治療を待ってる患者さんや、調整に奔走するバンク関係者のことを思うと、譲れるところは譲るべきだと思いました。

術前健診では、担当医からも、丁寧な説明を受けられました。「(患者さんだけでなく)ドナーの体を非常に大事に扱うんですよ」と話して頂いたことで、手術に対する不安は無くなりました。
また、2人分の命を担う責任を強く感じていた私が、プレッシャーに押しつぶされることもなく過ごせるような一言も頂けました。

適合通知以降、最終候補者に至るにまでには、ドナー自身が健康であることが求められます。 最終最終同意に至った後も、骨髄採取施設(病院)で行われる術前検査では、全身麻酔に耐えられるかどうかをくまなく調べてくれます。
自己血採血に行った時にも、採血前後で簡単な健康チェックをしながら、提供者側の体調を常に気遣ってくださいました。
入院してからも、術前検査の他、麻酔科医の診察を受けるなど、ドナーの健康を無視した強行採取は無いのだろうと感じました。

私の場合、 術前に徐脈があったり、術後に低体温や血圧低下などがありましたが、全て一過性のもので済み、時間の経過と共に落ち着きました。
採取施設ではこういったことも想定しながら適切に対応してくれたものと思っています。 退院後しばらくすると採取部位の違和感が見事に消失しました。改めて自分が健康であることを実感し、だからこそドナーにも選ばれたのだろうと思えました。

私自身は“恩送り”という気持ちです。目の前の関係だけでなく、どこかでだれかと何らかしらのギブアンドテイクの関係が無数にある中で自分が存在しているとい う思いでいます。

偶々、ドナー提供とい役割が回ってきて、今回、それが実現できるだけの身体と環境にあっただけで、これから先、今までも、自分や家族、身近な人が、色んな人からい ろんな形で助けてもらっているような気持ちでいます。

そんな世の中であって欲しいという願いもあります。

健康なカラダに対して手術を施すことに不安がなかったわけではありませんが、特別な行為だったのでもなかったのかなぁと思うところです。

さいごに 私の場合は、信頼でき安心できる場所でドナー提供させて頂いたことは大きかったです。
非血縁者間での骨髄移植において、バンクコーディネーターの関わり方はもちろんのこと、どこの医療機関においても、ドナーが安心して骨髄提供できる環境を整えて欲しいと願っています(^人^)
尚、ドナー提供に費やす日数の問題については、家庭環境や職場などの協力がないことには厳しい現実がありますので、出来る時に出来る人が名乗りを上げるしかないの かなぁと思っております。



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